Switch修理について

携帯ゲーム機と据え置き型ゲーム機のハイブリッド型ゲーム機として人気を集めているNintendo Switch。基本は据え置き型なのですが、まさにどこへでも持ち出せるという独創性が多くの人の心をつかみました。そんなNintendo Switch、人気とともに故障の報告も増えているようです。
これは決してSwitchに問題があるわけではなく、数が増えることにより事故も増えるということかと思います。どこかに落としたりぶつけたりしてこわしてしまう人も多いのですが、プレーの最中に突然、スクリーンがブラックアウトしてしまうようなトラブルも増えているようです。この記事では、Switchの電源系のトラブルについて、その原因や修理方法について解説していきます。

Switchがブラックアウトしてしまう原因

ゲームをプレーしている最中にスクリーンが突然、真っ暗になってしまうブラックアウト。特に興奮が最高潮に達しようというときに、このような状態になってしまっては、怒り爆発という人もいらっしゃるはず…でも、ここでコントローラーを投げつけて、さらなる故障、というか破壊につなげてはいけません。冷静に対処しましょう。

実はバッテリー切れ

なぜ冷静にならなければならないかというと、多くの場合、突然、画面が真っ黒になってしまうのは、バッテリー切れが原因だからです。ただ単に、充電しなければならなかったのに、忘れてしまったばかりに途中でバッテリーがなくなってしまっただけなので、しっかり充電すれば解決です。Switchは、フル充電まで3時間程度ですので、外出する前に少しゲームはお休みして充電の時間を作りましょう。

充電できていなかったというケースも考えられます。同じくバッテリー切れですが、充電したつもりだったのにできていなかったケースです。これは、充電ケーブルの不良を疑いましょう。もし、近所に住んでいる友人も同じくSwitchを持っている場合は、充電ケーブルを借りて確かめてみましょう。
友人の充電ケーブルで充電ができるようなら充電ケーブルの不良。どちらの充電ケーブルでも充電ができないようなら内部の故障の可能性が高いということになります。内部の故障となるとご自身での対応は難しいので、修理業者にチェックしてもらいましょう。

Switchが固まってしまっていることも

ゲームをプレー中に、スクリーンが急に真っ黒になってしまったら、ほとんどはバッテリー切れです。充電すれば問題は解決となりますが、実はほかのケースもあります。Switchが固まってしまうことがあるのです。フリーズと呼びますが、スクリーンは真っ黒になっていても、暗い場所で見ると少し光って見えるような場合は、フリーズしているだけかもしれません。
電源ボタンを長押ししてから再度、立ち上げてみましょう。Switchが普通に立ち上がり、問題なくゲームをプレーできるようなら、故障ではありません。もしも立ち上がらない場合は、バッテリーの状況も確かめたうえで、修理業者に見てもらうことを検討しましょう。

Switchの電源が入らない場合に疑うべきパーツ

スクリーンが真っ暗になってしまい、そのまま電源が入らない場合は、内部のパーツに異常がある可能性があります。電源が入らない場合に疑うべきパーツについてご紹介します。

充電ケーブルの端子の接触不良

充電ケーブルの差し込み口に、汚れやホコリなどが付着していて充電ができない場合があります。Switchにはいくつかの充電方法がありますが、どの場合でも接触不良があると充電できないので、個別にチェックしてみましょう。

劣化したバッテリー

スマートフォンでも同様ですが、バッテリーは使用を繰り返すことで劣化していきます。2年も経てば、使用頻度によってはかなり劣化することも考えられるので、「ケーブルを接続してもほとんど充電されない」「いくら充電してもすぐにバッテリーが切れてしまう」という場合は、新しいバッテリーに交換しましょう。

液晶

スクリーンには異常がないように見えても、内部の液晶になんらかのダメージがあり、真っ暗に見える場合があります。液晶不良の原因はさまざまなものが考えられますが、いずれにせよ、この場合は液晶を交換しなければゲームをすることはできません。振動や衝撃が原因になっていることが多いと思われるので、修理が終わったら、携帯用ケースを利用するなどして対策した方がよいでしょう。

冷却ファン

Switchには、ラップトップコンピュータなどのように熱を排出するための冷却ファンが内蔵されています。これが正常に働かず、電源が入らないトラブルもあるようです。

そのほかにも、内部のパーツに問題があるためにSwitchが起動できないというケースはまだまだあると思います。たとえば、水濡れや水没は、どのパーツが原因ということではありませんが、水分が内部に入り込むことにより、どこかに問題が発生して立ち上げることができない場合も、パーツに問題があるケースです。
水濡れや水没させてしまった場合は、とにかく乾かすことが重要ですが、闇雲に本体を振って水を排出しようとしても、問題を広げるだけです。カード類を抜き取り、水分という水分を取り除いたら、ビニール袋などに乾燥剤とともにSwitchを入れ、1日程度乾燥させる必要があります。完全に乾くまで電源を入れてはいけません。基板がショートする可能性があります。

初期不良の場合もある

画面が暗く、いつものように立ち上がらなくても、初期不良の場合があります。初期不良はメーカーでの対応となりますので、まずはメーカーの修理窓口に問い合わせてみましょう。

Switchの修理について

Nintendo Switchが故障してしまった場合は、修理の受け入れ先として「メーカー」か「街の修理店」が挙げられます。

メーカーでの修理

メーカーに修理を依頼する場合は、Nintendoのサイトで必要なものについて確認してみましょう。Switchは購入してから1年間はメーカー保証によりカバーされているので、故障の原因がメーカーにある場合は、無償で修理が行われます。破損や水没など、ユーザーに原因がある場合は有償での修理になるのでご注意ください。

メーカーでの修理となると、Switchをメーカーに送らなければならず、修理が完了するまでに1~2週間ほどの時間がかかります。また、本体のメモリにある情報もメーカー修理の場合は消えてしまうので、この点にも注意しましょう。

街の修理店での修理

Switchの修理は、iPhoneなどのスマートフォンを修理している業者でも可能です。街の修理店の場合は、有償修理になりますが、基本的にはメーカー修理よりも安く、早く仕上げてくれます。簡単な修理であれば、その日のうちに直してくれる場合もあります。利用法はごくごく簡単で、本体を持ち込むだけです。
ただし、内部の基板やシステムの故障となると、街の修理店では修理できない可能性があります。このような場合は、メーカーに修理を依頼しましょう。街の修理店に修理を依頼する場合、メーカーに依頼すると消えてしまう本体メモリの情報を残せる場合があります。これは街の修理店に修理を依頼する大きなメリットです。

修理にかかるお金について

すでに少し触れましたが、修理にかかるお金については、街の修理店に分があります。はっきりとした目安はないので、この辺りについては、店舗に問い合わせることをおすすめします。Nintendoのサイトには、一部の修理について料金が表示されていますが、あくまで参考です。

Switchの修理については、故障や保証の状況により、依頼先をどちらにするか検討することをおすすめします。